書類選考に通るレジュメの書き方(ソフトウェアエンジニア)

タイトルは誇大広告。

募集をかけるとレジュメが本当に大量に届きます。うちだとソフト屋(ぼく)が一次選考を頑張ってやっているのですが、届いたレジュメの30%が10秒、50%が30秒でゴミ箱行きです。この(ぼくの)10秒・30秒を突破する法則が出来てきたので、参考までここでシェアします。

ちなにアメリカにあるベンチャー(中小企業)のソフトウェアエンジニア職の話です。
※まともな人には自明のことばかりです

10秒のカベ

長い!
3ページ以上だと読む気が失せます。特に経験3年とかのくせズラズラ水増しするの最悪。コードもそう書くんでしょうか。

Word形式だったりする
お客さんへのレポートをWordで出すのか?という話です。PDFが無難だと思われ。

見てくれ
文字サイズやフォントの不一致、インデントのズレ、表記ゆれが多いと不安になります。コードもそう書くんでしょうか。

大事な情報がない
たまに名前のないレジュメがあるんですよ・・・。

大事な情報がない(2)
Skillの欄が空白とか。たぶん応募前に、募集要綱にあわせて埋めるつもりだったんでしょうね。

大事な情報がない(3)
メアドと電話番号を忘れずに。連絡できません。

スペルミス、文法ミスが多すぎ
あなたはコンパイルできないコードをコミットするのか。

超ミスマッチ
アドミンとかの方が、「今からコード書きたいです!」的にダメ元で応募しても無駄です。

30秒のカベ

ミスマッチ
C#er募集なのに「Pythonのスペシャリストです!C++/C#も可」みたいなやつ。じゃあPythonの会社行けよってなる。

コード書いてる雰囲気がしない
「チームをマネージしました」「仕様折衝しました」「テストしました」「ドキュメント作りました」・・・・「プログラミングしました」。最後にあるってことは、ほとんどコード書いてないね?

コード書いてるのか分からない
「何とかシステムを開発」「何とかシステムはこんなにスゴイ」「チームのコアメンバー」「チームリードがんばった」みたいな。

ぜんぶ書いちゃう
経験2年で「Python/Ruby/R/C#/Java/C/C++/Asssembler/Elixer/Lisp/JavaScript/HTML/CSS/Haskell」とか嘘松乙。気持ちは分かるが。

英語
ネイティブチェックしましょう。特に南米の方・・・!(インド英語の許容度は人によって異なる模様)

その他

致命傷じゃないけどボディーブローのように効いてきます。

いい人アピール
熱心だとか頑張り屋とかチームオリエンテッドだとか求めてないです。

ぜんぶ書いちゃう(2)
「OS:Windows2000/98/NT/95」とかノスタルジックなやつまで。

ぜんぶ書いちゃう(3)
去年までソフト屋でした。今はA社でセールスマンしてます!

ぜんぶ書いちゃう(4)
大学時代にバスケやっててセンターだったとか・・・。

LinkedInとの不整合
レジュメだと「Software Engineer」なのにLinkedInだと「Powertrain Technician」みたいな。

住んでるところ
居住地はあったほうが無難。外国ならなおさら(面接時の旅費とか、ビザとかあるしね)。

レターサイズじゃない
アメリカの企業に提出するなら、サイズはA4でなくレターにしましょう。プリントできなくてイラっとします。

個人ページへのリンク
学生時代に作ったような写真だけの一枚ページとか、無いほうがマシ。クリックしてがっかりしちゃう。



人事が一次チェックするような会社だと、また話が違うのかもしれませんが。